今回から、新しい仲間のしあわせの青い鳥の「ぽっぽ」ちゃんが加入しました!
今までは純粋に音質がきれいなイヤホンが求められていましたが、
耳をふさいでしまって、危ないということもあり耳をふさがない(この時点では意味不明ですよね。)イヤホンが密かに流行っています。
僕も購入しましたので、仕組みやメリット・デメリットや利用シーンや感想を紹介します!
骨伝導の仕組み
骨伝導イヤホンのメリット・デメリット
骨伝導イヤホンの利用シーン
骨伝導イヤホンを購入した実体験レビュー
まず、今回買ってみて驚いたのはきちんと聞こえること。
でも耳に入れずに聞こえるってすごくないですか。
音は耳で聞くものと思っていましたが、実は耳でなくても聞けるんです。
買ってよかった点
・普通に聞こえる。
・周りの音を聞きながら運動や作業ができる。
買って悪かった点
・音漏れはします。
・普通の耳に入れるイヤホンのほうが音はいい。
骨伝導イヤホンってどんな仕組み?

一般には、音は鼓膜が震えてそれが聴覚神経に伝わって脳に伝達されますが、
自分の声は発した振動が直接自分の聴覚神経にも伝わって聞こえるので、
マイクを通して聞いた声が、自分の声のイメージと違うのは「鼓膜+骨伝導」で伝わっているものを聞いているからです。
骨伝導とは鼓膜を通さず、骨を伝わって音が聞こえる人体の仕組み
![]()
「骨伝導(骨導とも)」は、耳の穴や鼓膜を使わず、耳周辺の骨を振動させて、その振動が蝸牛へと届く仕組みです。私たちは鼓膜ではなく、蝸牛(かぎゅう)で音を聞いています。人が音を聞くとき、鼓膜を使っても骨伝導であっても、蝸牛に適切な振動が届けば、音は聞こえるのです。
骨伝導イヤホンなどは、耳周辺の骨を振動させることで、蝸牛へ音を届ける仕組みになっています。
骨伝導イヤホンは、耳の近くの骨に、震える振動パットを密着させて音を聞きます。
意外ときちんと聞こえることに、初めての場合は感動すると思いますよ。
骨伝導イヤホンのメリット・デメリット

骨伝導のメリット
耳をふさがない、周囲の音が聞き取れる
通常のイヤホンは、耳をふさぐので、周りの音が聞こえにくいですよね。
イヤホンを使う時点で外で使っていますから、外部の音が聞こえないと危険です。
田舎に住んでる僕でも走ったり歩いていたら車や自転車は通るので、音が聞こえると安全ですよね。
最大のメリットは安全です。
耳に入れないので、圧迫感がない
骨伝導では耳に入れないので、耳の穴の大きさに合わせる必要がありません。
その分イヤホンのサイズが耳に合わないとかありません。
また、顔に密着させるので落とすことも基本的にはありません。
デメリット
音漏れはします。
振動させる仕組みは通常のイヤホンと一緒で、通常のイヤホンは空気を振動させますが、骨伝導イヤホンは振動パットを振動させ、結果的に空気も振動するので音はします。
そのため、静かな環境や、近くに人がいる状況での利用はあまり向いていません。
音漏れさせないためには、音量を上げすぎないか、電車の中は人の数によって使用するイヤホンを変えた方がいいかもしれません。
悪く言うと骨伝導というよりも耳元でスピーカーがなっているようにも感じますが、耳栓をしたほうがよく聞こえるので、間違いなく骨伝導なのでしょう。
音質は通常のイヤホンにかなわない
こちらもそうなんでが、正直音質は思っていたよりマシという程度です。
もちろん、高級イヤホンだと音質も上がりますが、特に低音域は再現が難しいかと感じました。
クラシックや繊細な音を聞くことは通常のイヤホンには敵いません。
最初にどこまで期待しているかですね。普通には聞こえていますよ。
そもそも、周囲の音を聞きながら音楽も聞くがコンセプトなので、音質に完全にこだわるということはありませんね。
振動する振動パットを押し付けるので痛く感じることもある
これは、気になるときがあります。
仕組み上仕方ないのですが、振動する振動パットを密着させるので、音量だったり、装着時間によっては耳のところが痛くなる可能性もあります。
まぁ、違和感程度なので、仕組みを理解してもらえたら問題ありません。
対策するなら音量を上げすぎないですかね。
利用シーン

おススメ利用シーン
・ランニングや、ウォーキング
耳をふさがずに音楽を聞けるし周囲の音も聞こえて安全になるので、一番お勧めです。
いやむしろ、ランニングはこれじゃないと危ないから。
・自宅内での家事中
Bluetoothのイヤホンを利用すれば、自宅内などは音が聞こえます。
また、子供の声も聞こえるので何かあっても安心です。
・音楽でなくて、オーディオブックや、Youtube
音質はソコソコでも、オーディオブックや、Youtubeのように音質にこだわらなくてもいいコンテンツをきくと音質も気にならないと思います。
・長距離移動中の運転
今は難しいかもしれませんが、今後帰省や行楽時に深夜・早朝走る機会があれば使ってみたいですね。みんな寝ている状態で、通常のカーオーディオは音量上げられませんから。
おススメできないシーン
・電車など公共の乗り物の中。
音漏れがするので、音をある程度小さくする必要があります。
どうしても近くに人がいると聞こえてしまいます。
・静かな自室
素直に通常のイヤホンで音楽をお楽しみください。
骨伝導イヤホンの選び方
それでは、骨伝導イヤホンについて実際の選ぶ時のポイントを紹介していきます。
①接続方式は、無線か、有線か
骨伝導イヤホンは、ほかのイヤホンと同様に大きく分けて有線と無線があります。
有線のほうは電池の心配は不要ですが、やはり線があると運動していると邪魔です。また、無線であるBluetooth方式も多数商品がありますので、問題なければ、無線を選ぶがおススメです。
有線のメリットは、充電が不要であることと、電池が内蔵されていないので、イヤホン自体が軽いです。
②形状の確認 挟み込み型と分離型
上でも説明ましたが、基本的に振動してその振動を頭蓋骨に伝えることで音を聞くのが骨伝導です。
そのため、多くの骨伝導イヤホンは頭の後ろを通して頭部の側面を挟み込むような形になります。
慣れるまでは振動に違和感があると思います。
人によっては気になる方もいると思うので、アマゾンなどで口コミを見て参考にするのがいいと思います。
もし、大きな電器屋さんなどあれば、そちらでフィッティングもできるかもしれませんので、確認してみてください。
分離型については、耳たぶに固定したりするので骨伝導で分離型にこだわらなければ、特に選ばなくてよいです。
③バッテリーの駆動時間は5時間以上
無線方式のイヤホンは当然、電池で動いてますので、バッテリーの持ちは重要です。
基本的には専用の充電ケーブルを使うことになるので、朝家を出て夜帰るまでや、外出時に途中で電池切れをおこさないためにもカタログスペックで5時間以上のものを選ぶといいと思います。
bluetoothの宿命ですので、充電はこまめにしてくださいね。
④防水性能
外で活動中に使うことも想定している人は、ぜひ、防水性能(IP○○)も確認してください。
現在の市販のモデルでは、何かしら防水はついている商品が多いです。
防水モデルと記載があり、IP55やIPX5を超えていれば、通常の屋外の雨に対しても大丈夫です。
もちろん、お風呂に付けたりはしないでくださいね。
体に悪いって本当?
骨伝導って体に悪くないの?って心配されるかもしれませんが、悪いことはありませんので、安心してください。
耳の周りの頭蓋骨に振動を与えているだけですので、鼓膜を通さないために鼓膜へのダメージが抑えられます。
ただ、音量を大きくすると顔に伝わる振動も大きくなって気になる可能性はあります。
難聴になるって本当?
骨伝導でなるということはありません。
むしろ、現在若者に増えているというイヤホンで大音量で長時間聞くことで難聴になってしまう「イヤホン難聴」の予備軍の方に鼓膜を伝わらない骨伝導はお勧めできますね。
また、そのそもそも難聴である方の補聴器にも使われる技術になりますので、その点でも安心してもらいたいです。
頭が痛くなるって本当?
頭が痛くなるかもって心配されている方いるかもしれません。
あくまで骨伝導は鼓膜を通らないので、安全なリスニング方法です。ただ、耳周辺の骨にパットを密着させる必要があり、音量次第によっては、密着した状態で振動が大きくなって痛いと感じるかもしれません。
あくまでBGM代わりに聞くと思えば、そこまで音量を上げなくてもいいと思いますよ。
音漏れがひどいって本当?
これは本当です。あくまで振動パットを振動させて聞こえているので、小さなスピーカーのようです。音は聞こえます。
周りが静かな場所や、密着した状態の場所での利用はできませんが、屋外の距離が取れる環境でしたら問題ありません。
音漏れはする!これだけはしっかりと認識しておいてください。
骨伝導イヤホンのおすすめ商品
それではここから骨伝導イヤホンの中から、おすすめのものを紹介します。
AfterShokz Aeropex
骨伝導イヤホン界で一番人気の商品です。
Bluetooth5.0にノイズキャンセリング、防水防塵性能はIP67基準に、1回の充電で8時間の連続再生、わずか26gというすべてのスペックが申し分ないうえに、音質もかなりいい。
骨伝導イヤホンとは思えないくらい。
そしてなにより、かっこいい!!
骨伝導イヤホンを検討するならまずはこちらから。
少し残念なのは、その分値段が高いので、利用目的をしっかり持って検討してください。
ただ、絶対に期待は裏切らない商品ですよ。
AfterShokz Titanium
こちらもAfterShokzなのですが、金額がAeropexの約半分(大体1万円くらい)です。
Aeropexを買うのに躊躇する方にお勧めです。
Bluetooth4.1、防水防塵性能はIP55防汗設計に、1回の充電で6時間の連続再生、わずか36gというすべてのスペックが高い水準でまとまっています。
また、軽量で柔軟性と耐久性のあるチタンをヘッドバンドに採用されています。
OpenMove AfterShokz
はい、三つめもAfterShokzです。AfterShokzはいいのです。
こちらも、Bluetooth 5.0にノイズキャンセリングに、防水性能はIP55。1回の充電で6時間の連続再生、わずか29gというすべてのスペックが高い水準でまとまっています。
骨伝導技術は、Aeropexが第8世代、Titaniumが第5世代、OpenMoveが第7世代となっています。
Vidonn F3
ようやくAfterShokz以外ですね。
Bluetooth 5.0、ノイズキャンセリング対応で、防水防塵性能IP65。1回の充電で8時間使え、重さもわずか29gと優れものです。
これがAftershokzのOpenMoveの約半額なら十分に試す価値はありますね。
こちらの商品はF1からの改善品なので、購入する際は同じような商品ですが気を付けてください。
GOOSERA E3-JP
こちらもエントリーモデルとなりますが、スペックは高いです。
Bluetooth 5.1にノイズキャンセリング、防水防塵はIP66。1回の充電でなんと10時間使える。重さは32gということでこちらも上手にまとまっています。
形状がこれまで紹介したものと少し違うのですが、形としてはまとまっていますし、予算が限られている方は、こちらも十分に選択肢に入ってくるかと思います。
とはいえ、音は割れるし漏れるしAftershokzにはちょっとかなわないかと思います。
ひろっちの一押しは
AfterShokzのOpenMoveが値段と性能のバランが取れていると考えています。
もちろん、Aeropexが一番性能がいいのは間違いないです。
まとめ 仕組みを理解し得意な利用シーンで
骨伝導イヤホンの仕組みとメリット・デメリットや特徴をまとめてみました。
鼓膜を通さずに骨を伝わって音を聞く仕組み
骨伝導とは周囲の音が聞こえるので安全
耳をふさがないのででも音漏れはするのでランニングやウォーキングがおススメ
家庭でも使いやすいので、子育て中の方にもおススメ
僕自身は興味があってまず購入しましたが、
この仕組みを理解して、自分の利用シーンがイメージできたら購入ください。
僕が購入したのは、約5,000円のタイプになります。
もしも予算に余裕があるなら、こちらをぜひ購入してください。
音自体やフィット感は抜群だと思いますよ。