はい、子育てしている方は同じ悩みにぶち当たると思いますが、ついつい目に入る「できていないところ」を直すのか、それとも「良いところ」を伸ばすのか、悩ましいですが、ちょっと考えてみました。
短所は直すべき?
親は子供を型にはめがち?
短所も見方を変えてみたら?
短所は直すべき?

ついつい日常の学校生活や、家庭では、子供のできていないところに目が行って、「減点式」で「課題克服型」の指導をしてしまいがちです。
まぁ、できていないところは目立ちますよね。
そして、弱みを克服して、まんべんなくできる子供をほめたたえるような風潮があります。
そのため、子供たちも「なんでもできる子」がいい子なんだと思っていきます。
何かひとつでもできないと、折角いい状態の子供も、やる気をなくしてしまいます。
そもそも、「長所しかない」人間も、「短所しかない」人間もいないはずです。
短所のある子どもは親であるあなたから見ればちょっと物足りない気もしますが、それ以上にいいところがありますよ。
子供は型にはめない

逆に、いい子だと、「○○ちゃん」はいい子だとか○○ができるなど、いい方向でも来てつけてしまう傾向がありますね。
「できていないところ」はもちろん決めつけてはいけませんが、「ポジティブな」ところも決めつけてはいけません。
やりがちな決めつけ
・この子は○○が向ている
・この子は○○なら上手にできるよ。
こういった一見するとポジティブな決めつけをすると、長所を褒めて伸ばしているようにも見えますが、子供の性質を決めるのは、少なくとも10歳までは早いです。
小学生の間は、「うまくできても」、「うまくできなくても」どちらでよくて、新しいことにチャレンジして、新しいことを吸収して伸ばしていく時期です。
この時期から「自分はこんな人間だから」とか「自分はこの分野は苦手だけど、この分野はうまくいく」のようなちょっと大人ような考えをしてしまうと可能性を縮めてしまいますよね。
まずは、努力してやってみることで「最初はできなかったことやできるようになったり」、「やってみたら意外と面白かった」の体験を積んでもらう方が、何倍も価値がありますよ。
「弱点」を「強み」としてとらえる
こういった時こそ、「弱点」や「短所」を、見方を変えてあえて「強み」としてとらえるリフレーミングの技術が役に立ちます。
リフレーミングの例
「消極的」⇒「慎重」
「おしゃべり」⇒「表現力が豊か」
「寡黙」⇒「人の話が聴ける」
「足が遅い」⇒「人の痛みがわかる」
「いうことを聞かない」⇒「自分をしっかり持っている」
「宿題をしていかない」⇒「宿題をしなくても学校に行ける」
ついつい減点法で見てしまいますが、そうすると自分の子供はできないと親も落ち込むし、子供まで落ち込むと誰もいいことありません。
まずは、あるがままの子供を見つめて、「それも個性」だし、「自分にはできなことにチャレンジしている」というように大きな心で見てあげるといいですね。
まとめ 見方が変われば価値も変わる
子供との付き合いが長くなってくると、そのある特徴だけをみて、ほかの兄弟・姉妹と比べてしまいますが、一人一人を別の人間として扱ってあげたいですね
特に小学校のうちはそれが短所とは言えない。
よいと思う決めつけもやめてしまう
「弱点」は見方をかえれば「強み」かも
子供が小さなうちは、いろいろなことをやってもらって、「自分の可能性」にきづいてもらったり、柔軟な発想ができるようになりましょう。
親も見方を変えるチャンスです。