最近、中学生になった娘から
これ聞いたらドキってしませんか。
自分自身は、理系で数学はそこそこつまらなかったのに、娘に言われるとやっぱり女の子だから苦手なのかと考えますよね。
ちなみに、長女自身は成績優秀な方なのです。が、やっぱり数学がどんどんわからなくなっているということで、今度のテストは下がるかもしれないし、
奥さんが退職した今、塾に行かせるのも気が引けるし。。。。
っということで数学をこれから家庭教師することになりました。
そもそも算数と数学の違いって
どんなところで詰まるの
教えるときに気を付けることは
そもそも算数と数学の違いって

「算数」の目標
第1 目標
算数的活動を通して,数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け,日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え,表現する能力を育てるとともに,算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き,進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる。
「数学」の目標
第1 目標
数学的活動を通して,数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則についての理解を深め,数学的な表現や処理の仕方を習得し,事象を数理的に考察し表現する能力を高めるとともに,数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し,それらを活用して考えたり判断したりしようとする態度を育てる。
「目標」から見る算数と数学の違い
目標をみてわかることは
算数:基本的な技能を身に付け、数理的な処理を学ぶ
数学:概念を理解し、数理的に考え、判断する態度を学ぶ
つまりは、算数は計算問題が与えらているのに対して、数学は計算問題を自分で考えるところからスタートする
⇒ 算数:スタートとゴールを決めてくれている
⇒ 数学:スタートとゴールを自分で考える
といえます。
どんなところでつまづくの

ここまででスタートを決めるところからという話をしましたが、
実際に我が娘が詰まっていることを紹介します。
ポイント1:文字式
まず、つまづいたのは、aやb、そしてx(エックス)の登場ですね。
今までは、すべて数字だったのに、aやbなどアルファベットで表すことに違和感を覚えました。
「2(a+b)=2a+2b」とか「ー2(x-2)=ー2x+4」、
さらには分数で「(2xー5)/7=(x+3)/3」 <-(これ適当なんで計算しないでね。)まで。
今までは数字が全部入っていたのに、そのまま計算できない。
でも、「そのまま置き換えたらいいだけなんだけど」って言ったら怒られますよ。
それが理解できないから苦しんでいるので。
ポイント2:式と方程式の違い
これも意外とありました。
「3x/2-(5-x)/3」と「3x/2=(5-x)/3」は似た式になりますが、別物です。
前者は、方程式ではないので最後まで計算できませんし、解き方は通分して、分母をのこしままま計算します。ちなみに、(11x-10)/6 が答えです。
後者は、方程式(等式)なので、両辺に公倍数をかけることで計算ができます。ちなみに(x=10/11)が答えです。
通分する場合と、公倍数をかける場合の違いが分かりづらいですね。
等式って小学校までは、計算して答えを出すものだったのに、左辺と右辺を行ったり来たり、かけたり、わったり忙しいですよね。
ポイント3:文章題
あとは文章題ですね。これはもう口で説明するよりもパターンを覚えるしかない。
・現在、息子が7歳で、母は36歳である。息子の年齢が母の1/2になるのは何年後か求めない
ちなみに式は、 2(7+x)=36+x ですね。
14+2x=36+x
x=36-14=22
・飴を子供に一人5こずつ配ると11個あまり、7個ずつ配ると3個足りない。子供の数と雨の数を求めなさい。
ちなみに式は、 子供の数をxとすると
5x+11 = 7x -3 ですね。
-2x=-14
x=7 で、
飴は、 5 ・ 7 +11 = 46
難しく考えず式にしてみるしかないですね。できることはそんなに多くない。
教えるときに気をつけること

実際に数学を教えるときの注意点です。
まずは小学校の算数を思い出す 特に分数
小学校の算数はやっぱり基礎になっています。
基本的な計算問題も大事ですが、特に分数は数学ではよく出てきます。
もし分数を苦手にしてたら、小学校で習ったことを復讐するのがいいでしょう。
また、もし子供が小学校なら分数を重点的にやりましょう。
分数の計算がわかっていないとなんと中学1年から苦しむことになります。
わからなくても焦らせない
って言われると思います。
そもそも数学ってその場でいきなり解けるものではありません。
とにかく、「いきなりわからなくて当たり前だ」ということを言い続けます。
わからない自分は数学が苦手なんじゃなくて、数学はわからないのが普通だということを
言い続けて、とりあえず、落ち着いてもらいます。
とりあえず、問題をゆっくりといて、「まだ、なんでかわからない」と言われながら、次の問題に進みましょう。
あと、女の子の方が真面目だからか「ひとつわからないと、全くわからない」と思い込む。
その辺は男の子がいればですが、自分の感覚では、「少々わからなくても、わかった気になれる。」ような気がします。
何度でもいっしょにする
できれば、同じに日。もしくは1週間以内に。同じ問題をやってもらいましょう。
案外覚えているはず。わからないと言っていたけど、とりあえず、答えまではたどり着けるようになっているかも。
ダメだったら、もう一回ゆっくりといていきましょう。
なんでか知らないけど、とける状態まで持っていきたい。
ちなみにですが、中学数学の問題であれば、そんなにパターンが多いわけではありません。
だから、できるだけ繰り返してパターンを解いていくと同じパターンは解けるようになるはずです。
解けるようになってようやく理解ができる。
まとめ 娘を数学嫌いにしないために
今回は、中学の娘に数学がわからないと言われて、慌てて家庭教師をやっているので、その体験談になりました。
数学ってスタートとゴールを自分で決めるから難しく感じる
いきなり解けないから難しく感じる
分数を理解していないと解けない
わからなくて当たり前と教える
繰り返し理解するまで解いてみる
これは長い戦いになりそうです。
まぁ、塾に頼っても一緒なので、折角です、娘とのコミュニケーションのきっかけにしましょう。