子供

【数学嫌いから救いたい】中学生からの数学の教え方の5つのポイント

最近、中学生になった娘から

長女
長女
最近、数学わからないんだけど。

これ聞いたらドキってしませんか。

自分自身は、理系で数学はそこそこつまらなかったのに、娘に言われるとやっぱり女の子だから苦手なのかと考えますよね。

ちなみに、長女自身は成績優秀な方なのです。が、やっぱり数学がどんどんわからなくなっているということで、今度のテストは下がるかもしれないし、

奥さんが退職した今、塾に行かせるのも気が引けるし。。。。

ひろっち
ひろっち
なによりここで数学嫌いになられると、今後の受験や妹たちにも影響が出る。(できれば長女が教えてくれるのがありがたい。)

っということで数学をこれから家庭教師することになりました。

この記事に書いていること

そもそも算数と数学の違いって

どんなところで詰まるの

教えるときに気を付けることは

そもそも算数と数学の違いって

ひろっち
ひろっち
何が違うかわかりますか。まずは、考え方の違いを見てみましょう。

「算数」の目標

第1 目標

算数的活動を通して,数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け,日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え,表現する能力を育てるとともに,算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き,進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる。

引用:文部科学省 小学校学習指導要領 第2章 第3節 算数

 

「数学」の目標

第1 目標

数学的活動を通して,数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則についての理解を深め,数学的な表現や処理の仕方を習得し,事象を数理的に考察し表現する能力を高めるとともに,数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し,それらを活用して考えたり判断したりしようとする態度を育てる

引用:文部科学省 中学校学習指導要領 第2章 第3節 数学

 

「目標」から見る算数と数学の違い

目標をみてわかることは

算数:基本的な技能を身に付け、数理的な処理を学ぶ

数学:概念を理解し、数理的に考え、判断する態度を学ぶ

余計にわからないよ。
ひろっち
ひろっち
数学は計算や公式を学び答えを正しく求めることを目標としているのに対して、数学は答えに達する道筋を考えることを目標にしています。

つまりは、算数は計算問題が与えらているのに対して、数学は計算問題を自分で考えるところからスタートする

⇒ 算数:スタートとゴールを決めてくれている

⇒ 数学:スタートとゴールを自分で考える

といえます。

ひろっち
ひろっち
大人でもスタートとゴールを自分で決めるって難しいですよね。

どんなところでつまづくの

ここまででスタートを決めるところからという話をしましたが、

実際に我が娘が詰まっていることを紹介します。

ポイント1:文字式

まず、つまづいたのは、aやb、そしてx(エックス)の登場ですね。

今までは、すべて数字だったのに、aやbなどアルファベットで表すことに違和感を覚えました。

「2(a+b)=2a+2b」とか「ー2(x-2)=ー2x+4」、

さらには分数で「(2xー5)/7=(x+3)/3」 <-(これ適当なんで計算しないでね。)まで。

 

今までは数字が全部入っていたのに、そのまま計算できない。

でも、「そのまま置き換えたらいいだけなんだけど」って言ったら怒られますよ。

それが理解できないから苦しんでいるので。

ポイント2:式と方程式の違い

 

これも意外とありました。

「3x/2-(5-x)/3」と「3x/2=(5-x)/3」は似た式になりますが、別物です。

前者は、方程式ではないので最後まで計算できませんし、解き方は通分して、分母をのこしままま計算します。ちなみに、(11x-10)/6 が答えです。

 

後者は、方程式(等式)なので、両辺に公倍数をかけることで計算ができます。ちなみに(x=10/11)が答えです。

通分する場合と、公倍数をかける場合の違いが分かりづらいですね。

等式って小学校までは、計算して答えを出すものだったのに、左辺と右辺を行ったり来たり、かけたり、わったり忙しいですよね。

 

ポイント3:文章題

あとは文章題ですね。これはもう口で説明するよりもパターンを覚えるしかない。

 

・現在、息子が7歳で、母は36歳である。息子の年齢が母の1/2になるのは何年後か求めない

ちなみに式は、 2(7+x)=36+x ですね。

14+2x=36+x

x=36-14=22

 

・飴を子供に一人5こずつ配ると11個あまり、7個ずつ配ると3個足りない。子供の数と雨の数を求めなさい。

ちなみに式は、 子供の数をxとすると

5x+11 = 7x -3 ですね。

-2x=-14

x=7 で、

飴は、 5 ・ 7 +11 =  46

 

難しく考えず式にしてみるしかないですね。できることはそんなに多くない。

教えるときに気をつけること

実際に数学を教えるときの注意点です。

まずは小学校の算数を思い出す 特に分数

小学校の算数はやっぱり基礎になっています。

基本的な計算問題も大事ですが、特に分数は数学ではよく出てきます

 

もし分数を苦手にしてたら、小学校で習ったことを復讐するのがいいでしょう。

また、もし子供が小学校なら分数を重点的にやりましょう。

分数の計算がわかっていないとなんと中学1年から苦しむことになります。

わからなくても焦らせない

子供
子供
もう何を言っているのかさっぱりわからない。何をしていいのか。

って言われると思います。

そもそも数学ってその場でいきなり解けるものではありません。

とにかく、「いきなりわからなくて当たり前だ」ということを言い続けます。

わからない自分は数学が苦手なんじゃなくて、数学はわからないのが普通だということを

言い続けて、とりあえず、落ち着いてもらいます。

 

ひろっち
ひろっち
いやぁ、本当にわからないと思うと頭に入ってこないですからね。まずは、無理をしないことです。

とりあえず、問題をゆっくりといて、「まだ、なんでかわからない」と言われながら、次の問題に進みましょう。

あと、女の子の方が真面目だからか「ひとつわからないと、全くわからない」と思い込む。

その辺は男の子がいればですが、自分の感覚では、「少々わからなくても、わかった気になれる。」ような気がします。

何度でもいっしょにする

できれば、同じに日。もしくは1週間以内に。同じ問題をやってもらいましょう。

案外覚えているはず。わからないと言っていたけど、とりあえず、答えまではたどり着けるようになっているかも。

ダメだったら、もう一回ゆっくりといていきましょう。

 

なんでか知らないけど、とける状態まで持っていきたい。

ちなみにですが、中学数学の問題であれば、そんなにパターンが多いわけではありません。

だから、できるだけ繰り返してパターンを解いていくと同じパターンは解けるようになるはずです。

解けるようになってようやく理解ができる。

ひろっち
ひろっち
僕も中学の最初で躓いたけど、苦手意識がなくなると案外解けるものです。

 

まとめ 娘を数学嫌いにしないために

今回は、中学の娘に数学がわからないと言われて、慌てて家庭教師をやっているので、その体験談になりました。

この記事のまとめ

数学ってスタートとゴールを自分で決めるから難しく感じる

いきなり解けないから難しく感じる

分数を理解していないと解けない

わからなくて当たり前と教える

繰り返し理解するまで解いてみる

 

これは長い戦いになりそうです。

ひろっち
ひろっち
あっ、来年もう次女が中学校だった。でも、なぜか数学得意って謎の自信が。。。期待しておこう。

 

まぁ、塾に頼っても一緒なので、折角です、娘とのコミュニケーションのきっかけにしましょう。

 

ABOUT ME
ひろっち
ひろっち
こんにちは、ひろっちです。 娘(当時5歳)に教えてもらった「お尻をふれば元気になるよ」をモットーに、会社員をしながら、日々の気づきや失敗談、元気になる情報を発信するブログを目指してます。 イメージの限界が自分の限界!明るく楽しく頑張っている人を応援してます。