人間ドックや健康診断を受けるときのメインイベントと言えば、胃カメラかバリウムですよね。
僕も10年くらい人間ドックを受けていますが、最近は鼻から胃カメラを受けるようにしています。
僕も10年くらい前に胃カメラをチャレンジしました。1回目は何とか通ったけど、次の年の2回目が全く通らずに、「おえっおえっ」言って結果的にバリウムを受けるという2重に苦しい思いをしました。
それからしばらくバリウム検査を受けていましたが、なんといっても、バリウムがまずい。
あの、甘くしているから飲めるよ。って感じと、そのあとの下剤を飲んだ後が一日中心配で心配で。それでなんとかならないものかと感じていました。
バリウムの困るところ
・バリウムがおいしくない
・げっぷを我慢するのがしんどい
・下剤を飲んだ後がしんどい
自分の通っている病院で希望したら鼻から胃カメラを受診できると聞いて、そこからチャレンジを決意して、受診したところ本当に楽だったので、今では職場の周りの人にもお勧めしています。
胃カメラが入るときにしんどくない
口から胃カメラを入れると、大体、のどを通るとき、のどの奥が刺激されて、反射反応がでます。そして、緊張すればするほど固くなってそこに触れると、激しく反応してしまいます。
って言われて力が抜けたら苦労はしませんよね。
そのために、鎮静剤(ちんせいざい)という麻酔をうけて眠った状態で受ける方法もあります。確かに眠っているうちに終わるっていいですよね。
ただ、デメリットとして、その日は運転できないだとか、目覚めた跡が気分が悪いとかそこまではしたくない。(単に追加料金払いたくないとか。。。。)
で、そのために開発されたのが、経鼻内視鏡(鼻から胃カメラ)でチューブの直径が5~6mmなんだとか。経口内視鏡(口から胃カメラ)のチューブの直径が8~10mmなのに比べて明らかに細いです。
また、口からする場合はマウスピースをして舌が動かないようにしますが、それでも緊張して舌が動きます。そして、固くなった舌の根元に触ります。反応します。
鼻の場合は、鼻腔に動くものがないためにある意味無抵抗で受け入れられます。そして、舌根部を触らずに奥に入っていけるので、スムーズに受け入れられます。
(もちろん、胃カメラなので、鼻からでも通っている感覚はあります。)
思ったより画像がきれい
鼻から胃カメラのデメリットとして、
画像が不鮮明、検査時間が口から胃カメラに比べて長い。と言われますが、僕が見る限りでは普通に鮮明です。おそらく技術の進歩なのだと思いますが、普通にきれいです。
自分の胃の中を見るのって不思議な感じがしますが、おかげさまできれいなピンク色の胃をしていましたし、画像も全然きれいでした。
時間についても、長いと言われても、今回も5分程度で終わったような気がする。(気だけかなあ。)長くても10分だと思うので、そんなに長いという印象は持っていません。
目をつぶって体に力を抜いて待ってたら、すぐです。
終わった後も楽ちん
バリウムの場合は、終わったら下剤を飲んで、水を一杯飲む必要があります。
これは、バリウムが体の中で固まってはいけないので、できるだけ早く排出する必要があるからです。ただ、ここからが大変で、何度となくトイレに行く必要があります。
これがなければ、バリウムでもいいんですけど。
胃カメラは終わった後は、のどの麻酔をうがいしてそのまま次の検査です。
飲食はのどの麻酔のせいで詰まってはいけないので、30分~1時間はできません。
ただ、1時間もすれば、普通にご飯も食べれます。というか人間ドックなので、朝ごはんを食べていないので、大変おいしく食べることができます。
そして、基本的にはそのまま普通の生活に戻れます。おなかは特に痛くなりません。
まとめ
・入れるときに苦しくない、・画像は普通にきれい、・終わった後が楽 と僕の中ではいいことづくめの鼻から胃カメラです。
もちろん、受ける前にはしっかり鼻とのどを麻酔しますので、全く「楽」ということはありませんが、口から胃カメラを受けるときのしんどい思いをすることを考えると十分に「楽」だと思います。
ぜひ、バリウム検査のあとがしんどいとか、鎮静剤を飲んで胃カメラしているという人であれば、一度は試してみてもいいと思います。
僕はこれだけで人間ドックのプレッシャーが半分になりました。