夏が近づいてきましたね。夏って人間も暑くてしんどい季節ですが、スマホにも負荷がかかりやすい季節なんですよ。
スマートフォンが熱いし電池の減りが早い
特に夏場に聞くことが多いですが、冬でもスマートフォンが熱くなることってありますよね。基本的に利用しているときは電池を使ってスマートフォンのCPUを回して、処理をしています。
熱=電池を消費
例えると:汗をかく=全力でダッシュする
スマートフォンは機能が多く搭載されていますが、主に電池を消費するものとして以下のものがあります。
<電池をたくさん消費するもの>
アプリ カメラ 通信 GPS
これから順に解説していきます。
アプリ
主に使われているアプリと言えば、SNSや動画アプリ、ゲームなどでしょうか。
それぞれ電池の減りが早い理由について説明していきます。
SNS

twitterやfacebook、instagramそしてLINEなどSNSアプリが多く登場して、最初から入っているアプリもあります。
どんどん使い始めるのはいいのですが、その分、「バックグラウンド処理」という使っていない時も動作したり、通信を行う機能が頻繁に発生します。
バックグラウンド処理のおかげで、新着情報やメールなどに気づくことができます。また、その度に通知音や画面表示にて教えてれるようになっていると、スマートフォンは休めないですよね。
もし通知が多いなと思ったり、使っていないSNSアプリがあれば、アカウントをログアウトして、通知が来なくしたり、アンインストールしたりすることをお勧めします。
動画アプリ
YouTubeに代表される動画アプリも電池を消費します。
まず、画面が大きくなっていますし、動画もどんどんきれいになっています。
そして、「ストリーミング再生」と言われる通信をしながらの動画再生(ってほとんどですね。)は、モバイルネットワークやWi-Fiを利用するので、とても電池を消費します。
最近はデータ量の多いプランが増えて、外でも気軽に動画を楽しめるようになりましたので、その分電池の消費が激しくなっています。
ゲーム

電池の減りが早い、スマートフォンが熱いと言っている人のほとんどが「ゲーム」をしているのではないでしょうか。
理由としては、ゲーム自体が進化・バージョンアップを繰り返しているからです。
同じゲームでも、3Dでグリグリ動いたり、とてもきれいなアニメーションやど派手なエフェクトに改善されています。
今までならできなかった新しく大きな処理をしようとすると電池は今まで以上に消費されてしまいます。
カメラ
カメラは基本的に購入してから機能が改善するものではないので、電池の消費量が増えるものではありません。
ただ、そもそもカメラのユニットは電池を消費します。カメラだけでなく、液晶表示に、メモリへの書き込みなど複数の部品を同時に動かす必要があります。
最近では4K動画が録画できるスマートフォンもありますので、きれいに残せる分電池の減りが早いのは仕方ないのです。
通信

モバイルネットワークを利用しての通信は電池を消費します。
じゃあ、Wi-Fi通信は使用しないのかと言われるともちろん消費しますが、モバイルネットワークのほうが電池を使用しやすい傾向にあります。
その理由についても解説します。
Wi-Fi利用時は主に、自宅や会社などに留まって通信します。そうすると一つのアクセスポイントと通信すればいいので、切り替え処理が不要になります。
逆に、モバイルネットワークでは、電車やバスなど移動しながら利用しますので、キャリアの基地局を切り替えながら利用しています。そのため、基地局を切り替えるのに電池を利用します。
Wi-Fi利用時はやはり近くにアクセスポイントがあり、その近くのアクセスポイントと通信すればいいので、電池の消費が抑えられます。
逆に、モバイルネットワークでは、(少なくともアクセスポイントより)遠くにある基地局に向けて電波を送信する必要があります。電波を届けるためにはそのスマートフォンで送信できる最大に近い電力で送ってあげる必要があります。
また、Wi-Fiにも共通して言えることは、通信は何事もダウンロードよりもアップロード(送る)のほうが電池を消費します。
そのため、SNSへの動画の投稿や、ビデオ会議はこちらから多くのデータを送信しますので、電池を消費しやすくなります。
GPS

GPSもカメラと同様に、それ単体の機能は改善するものではありませんが、電池を消費する部品です。
GPS単体では、衛星からの電波が受信できず位置がずれることもあります。そのため、Wi-Fiやモバイルネットワークを利用して位置情報を補正し改善しています。
また、GPSもそれ単体で動作するわけではなく、地図アプリかゲームアプリと一緒に使用されることが多いです。
画面がきれいで、カメラ機能やGPS機能を使い、さらに通信までする「ポケモンGo」のようなアプリはとても電池の消費が多いですね。
充電しながら使用しない
当たり前ですが、電池の減ったら、充電しますよね。
そのとき、やっているゲームなどをやめられたらいいですけど、やめられず、充電しながらスマートフォンの利用を続けている人を見かけます。
それは、絶対にやめてください。数あるスマートフォンへの悪影響を及ぼす使い方の中でもトップに悪いのは充電しながらの利用です。
NTTドコモのHPにも記載があります。
電池の特性について
- 電池は消耗品です。充電を繰り返すごとに、1回で使える時間が次第に短くなっていきます。
- 高温環境下での充放電を繰り返したり、充電しながら長時間使用したりすると、電池の劣化を早める恐れがあります。また、寿命が近づくにつれて電池パックが膨れる場合がありますが、安全上問題ありません。
充電中はスマートフォンへ電流を送っていくために充電によって温度が上がった状態で、さらにゲームなどのアプリをするとさらに熱くなってスマートフォンがホッカイロより熱くなります。
このままの熱い状態のままでは、電池自体の劣化を速めて電池の容量を減らしてしまいます。
まとめ 去年より電池の減りが早い
僕自身も1年半前に買ったスマートフォン(GalaxyS9)が昨年より電池の減りが早いと感じています。ただ、その理由を考えた際に、
・ゲームアプリを入れた
・アプリが増えている
・SNSを始めた
・結構ヘビーに使っている
など理由がわかれば、まずは納得できるはずです。
そのうえで、できることは
・やっていないゲームアプリはアンインストールする
・使っていないアプリはアンインストールする
・やっていないSNSはログアウトもしくはアンインストールする
・充電しながら使わない
まずは、スマートフォンの中の不要なアプリを減らし、充電しながら使わない。電池がなくなったら大人しく充電に専念する。
こういった昔から言われていることですが、基本に立ち返ってやってみることが大切です。