今回は自分の戒めの為に記事を書きます。
そもそも損切りって何?
損切りとは、自分が思った方向と違う方向にチャートが動いてしまって、損益が膨らんできて、耐えられなくなって、損失を確定させることです。
逆にいうと損を確定しなければ、損ではないので、戻ってくるまでそのまま待つということもできました。
が、逆にそのまま相場が動いてしまうと、一気に損失が膨らんでしまいます。
例: 1ドル 100円 で1万通貨= 1,000,000円 で買い(上がると利益、下がると損失)
1ドル 99円 で1万通貨 = 990,000円で 10,000円の損失
1ドル 95円 で1万通貨 = 950,000円で 50,000円の損失
1ドル 95円 で5万通貨 = 4,975,000円で 250,000円の損失
もしも、これで口座の残高がなくなってしまうとロスカットといって、強制決済が走って、
ほぼすべてを失います。
僕自身の口座は約200万で実際に10円動いても何とかなるのですが、
今回の相手は、ポンドドル(イギリスポンドとアメリカドル)でただでさえ殺人通貨で有名なポンドに対してドルの組み合わせで、値幅が大きなことで有名な通貨ペアでした。
大やけどをしないためには、ある程度損失が確定した時点で損切りを潔くする必要があります。
そうすることで、損失を最小限にとどめ(どこがだ??)、再起を図れるからです。
なんで損切りすることになったの?
1月後半からポンドドルはレンジ相場を作っており、マイナススワップを嫌がって売りを仕掛けていました。
※スワップとは、通貨のポジションを持つときに支払う金利のことです。
マイナススワップだと持っているだけで金利を払い続ける必要があります。
完全に上げ相場のポンドに対して、売りを仕掛ける時点で間違っていますが、
当初は、薄くポインポイントでかけていました。それで、レンジにかかってチャリンって言ってくれたので、これはいっぱい仕掛けたらしっかり儲かると欲が出ました。
そこで、足を踏み外して、ドカッとトラップを仕掛けました。
そして、2月5日にイギリスの経済指標が発表されたところから、突如ポンドが上昇をはじめました。
振り返りポイント1
その時点ではポジションが0だったので、そのトラップを消しておくこともできました。
が、どうせレンジになるだろうとそのままにしておきました。
案の定、翌日にはレンジになり始め利益が出始めてました。(確定ではない)
しめしめと思って、翌日の朝見るときれいにレンジを超えていっていました。
恐るべしポンド。
でも、レンジだったから下がってくるだろうと思っていましたが、全く下がってきません。
どんどん上がっていきます。
それと同時に膨らむ、含み損。。。。減っていく、証拠金維持率。
証拠金維持率:
FXをするための証拠金に対して口座がとれほど資金を確保しているか。 100%を切った時点で強制ロスカットです。
ポンドドルに手を出す前は1000%あった証拠金維持率はみるみる減っていき500%をきりました。
ボラが大きいからどうせ下がるだろうと思っていたら、下がってきません。
みるみる損失が大きくなっていきます。まぁ、大きくポジションを持ってしまったからね。
振り返りポイント2
いったん金曜日に損失がやや減ってきました。よしこのままもうちょい。とりあえず、プラスに転じたら、決済だと思って週末を迎えました。
すると週末のうちにまた上がって、月曜日の朝にはやっぱり元の損失になっていました。
この時点では、プラスはあきらめて、まだ金曜日の損失まで戻ったら損切りしようと思っていました。また、1週間もあれば下がるポイントがあるはずと。
ただ、昼になりさらにあがり、夕方になってもさらに上がり、ああぁ、これは待つほどにだめだな。と思って損切りを決意しました。
今思うと当日は、ずっとチャートが気になっていましたし、損切りのことばかり考えていました。
こんな風になりたくなくて、放っておいてもお金が増えるようにトラリピを始めたのに。。。。。
本当に2,3日待ってこれ以上損失が多くなったらもとに戻れなくなると思い、損切りを決意しました。
今振り返って
ポジションを一斉に決済していき、ぞくぞくと大きなマイナスのポジションが決済されていきました。
本当に高い授業料でした。
が、一応、致命傷になることはありませんでしたし、
一日たってさらに上がっていっています。
まぁ、上げ相場に売りを仕掛ける無謀さ。そして、何よりベテラントラリパーはやっていないことを素人がそれも大金突っ込むから。っていう今思えば、浮かれていました。
やることやすことうまくいって、意外と簡単じゃんって思っていましたが
そうはいきませんでしたね。
「コツコツどっかん」 FXの用語でこつこつためた利益を一発の損失で吹き飛ばす。。。。まさにです。 何でしょうね。本当に絵にかいたような損切りでした。
もしも、ポンドドルの売りに手を出さなければ、
もしも、経済指標が発表されたところで、撤退していれば、
もしも、利益がちょっと出たところで、もういいやって利確しておわっていれば、
もしも、含み損が増えた時点でやめておけば、
でも、
もしも、ここでやめなかったら。。。。退場してしまう。それだけは嫌だ。
ということで、こんな当たり前のことですが、FXの怖さを身に染みたので、引き続き、今度こそコツコツで積み重ねていきます。いや、危ないものには手を出しません。
意外と小手先がうまく行っちゃうんですよね。それがダメなんだな。
2回目や金額を大きくすると失敗する。
はい、今回は反省だらけですが、今後こんなことに習いように
自分への戒めとして記事を書きました。
最後に一言、「トラリピ」が悪いんじゃない、全部僕が悪いんです。
これから資産を大きくしていくうえで、とても良い経験になって、あの時の損切りは本当に勉強になったと言いたいですね。